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岸劔神社大神楽奉賛会 会長 挨拶
此度、大神楽奉賛会のホームページ立ち上げに際し、一言御挨拶させて頂きます。
最初に大神楽の概要を少々説明させて頂きます。
時に寛文五年(1665年)、城下の平穏と隆成を願い、郡上八幡城主の発願に依り、氏子一同に対し数名の代表者を選出し、京都吉田神社(既存します)へ赴き、必死の思いで教わって参りました。もちろんその練習たるもの楽曲は口移し、舞いは獅子舞等、身振り手振りとかなりきびしい練習だったと伺い知れます。
その後郷里へ戻り、氏子の皆に伝える事となりますが、伝え方はやはり口移し等々、相当の日時を要した事は計り知れます。その時、今から350年前、岸剱神社大神楽の始まりであります。
先人の努力はいかばかりであったかを大きく胸に刻み、今後の運営について邁進して参ります。今も当時と同じ様に、楽曲、舞を受けております。今後はビデオ等々の各種機械を用い、正確に継承されて行くでしょうが、やはり口移しでの伝え方は捨てがたく、当時を偲び伝えて行くつもりです。
次に私自身が70歳を目前に控え、次期継承責任者を早く選び、益々の奉賛会の発展を望んでいます。現在100名余の皆が、家族的雰囲気の中で運営していますが、今後も末永く継承して欲しいものです。氏子の皆々様があっての大神楽、今後もその思いを大きく持って、運営して行きたいと思います。
岐阜県重要無形民俗文化財 指定(昭和48年)
岸剱神社大神楽奉賛会
会長 大坪信治
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